復興支援を越えて 〜「地域資源」x「テクノロジー」で描く東北風土マラソンの未来〜
- 配信(YouTube Live)
- 字幕(UDトーク)
概要
東日本大震災の復興支援活動として2014年春から開始された東北風土マラソン&フェスティバルは、当初ランナー1,000人強から、2019年には日本中世界中から7,000人あまりのランナーを集める東北の一大スポーツイベントに成長を遂げました。東北の「風土」と「FOOD」を楽しめる魅力あるマラソン大会をフックに東北の外から人を集め、同時開催のフードフェスティバル、日本酒フェスティバル等で東北の魅力を満喫してもらい、東北ファンを一気に拡大するそのモデルは、マラソン大会としては世界でも唯一、グッドデザイン賞も受賞しています。同時にテクノロジー活用も積極的に進め、2017年から「東北風土マラソンをハックする!」をキーワードに、本当に走るハッカソン「Run Hack」を開催、生まれたアプリ等を大会で実証実験を行なってきた他、コロナ禍の開催となった2021年大会は完全オンライン開催とするなど、リアル大会をベースにしつつ、テクノロジーを最大限活用に立つ新たなモデルを模索中です。今回のセッションでは、東北風土マラソン&フェスティバルのこれまでの歩みやグッドデザイン賞を獲得した独自のモデルについてご紹介しつつ、テクノロジーを活用した新展開についてもお話していく予定です。
グラフィックレコーディング
聞いていて「わ!是非参加したい!」と思えるセッションでした。オンラインで東北の美味しいご飯食べながら参加したいなぁ...。
グラフィッカー : 山口 ようこ、三島 明恵(やまぐち ようこ、みしま あきえ)
登壇者
竹川隆司(たけかわたかし)
一般社団法人東北風土マラソン&フェスティバル
神奈川県横須賀市出身。国際基督教大学卒業後、野村證券株式会社にて東京、ロンドンに勤務。30歳で独立して、フィルモア・アドバイザリー(東京)、Asahi Net International, Inc.(ニューヨーク)を設立、主に教育テクノロジー分野で事業を拡大。2014年に帰国後は、東日本大震災の復興支援活動を主導。2014年より、宮城県唯一(当時)のフルマラソン大会である「東北風土マラソン&フェスティバル」を立ち上げ、グッドデザイン賞、スポーツ振興大賞など多数受賞。また、カタールフレンド基金の支援を受け、宮城県仙台市に起業家支援の施設である「INTILAQ東北イノベーションセンター」を設立。2016年、同センターに株式会社zero to oneを立ち上げ、代表取締役社長として主にAIを中心とした先端IT人材の育成にあたる。
現在、東北大学特任准教授(客員)、一般社団法人AIビジネス推進コンソーシアム理事等を兼務。ハーバード大学MBA。
関治之(せきはるゆき)
一般社団法人コード・フォー・ジャパン
「テクノロジーで、地域をより住みやすく」をモットーに、会社の枠を超えて様々なコミュニティで積極的に活動する。
住民や行政、企業が共創しながらより良い社会を作るための技術「シビックテック」を日本で推進している他、オープンソースGISを使ったシステム開発企業、合同会社 Georepublic Japan CEO及び、企業のオープンイノベーションを支援する株式会社HackCampの代表取締役社長も勤める。
また、内閣官房の政府CIO補佐官や神戸市のチーフ・イノベーション・オフィサー、東京都のチーフデジタルサービスフェローなど、行政のオープンガバナンス化やデータ活用、デジタル活用を支援している。総務省 地域情報化アドバイザー、内閣官房 オープンデータ伝道師等、その他の役職も多数。
田中直史(たなかなおぶみ)
株式会社ラストワンマイル
大手ゼネコン、ネットベンチャー、ヤフー㈱、楽天㈱を経て2011年より現職。東京二箇所、白馬、石垣島でフルリノベーションによるシェアリングスペースを運営し、スペースマーケット社の利用者ランキングで1位、ベストホスピタリティ賞を獲得するなど評価を受けている。これまでのネットワークを活かし、アスリート向けソーシャルファンディングサイトの立ち上げや白馬国際トレイルラン、Freeride World Tour Hakubaのボランティア統括、東北風土マラソン&フェスティバル実行委員など地域振興事業への関わりも深い。Yahoo!ボランティアのギグパートナーとして、ヤフーと共同して新しいボランティアコミュ二ティの企画運営も行っている。