場学実「お寺でのステューデンテックから始める、シビックテックへの挑戦」
- 配信(YouTube Live)
- 字幕(UDトーク)
概要
PCN武生という福井県越前市のお寺を舞台としたプログラミング教室において、教室作りにもこどもたち(Student)に参加してもらうステューデンテックに今年力をいれています。「自分のつくったものが誰かのための貢献になる」。そんな感覚をもって育つこどもたちが、いずれCode for FUKUIというシビックテックの土壌にのり、地域の問題を解決していく。そんな流れに向けた、これまでの取り組みについてご紹介します。
「場」(場所、居場所)としてのお寺。
「学」(学び)としてのPCN武生でのプログラミング教室。
「実」(実践、実行)の土壌としてのCode for FUKUI。
コンビニよりも多いお寺。宗教心は時代とともに薄まりを感じ、お寺の存在意義もアップデートが必要な時代になってきました。もともと集会所や寺子屋といった人が集う場として機能していたお寺。いまでは、それも過去のこととなっている寺院が数多く存在します。
福井県越前市は特にお寺の多い地域です。3年前からPCN武生としてお寺でプログラミング教室を行ってきました。当時一ヵ寺からはじめたこの活動。今では宗派も異なる四ヵ寺で活動しています。次世代の住職たちも、これからのお寺の在り方に頭を悩ませ試行錯誤されています。普段と少しだけ違った雰囲気を感じるお寺という場は、程よい緊張感があり学びの場としてとても有効だと感じています。これからの世代を担っていく今のこどもたちが、歴史的資産を有効に活用していく土壌にもつなげていければと思っています。
登壇者
森田 秋馬(もりた しゅうま)
PCN武生、Code for FUKUI
1981年生まれ。出身は福井県鯖江市で現在は越前市在住。二男一女の父。
大学卒業後、富山のIT企業に就職。3年後転職し福井に帰郷。
SEとして東京ー福井を行き来する働き方で経験をつむ。
2018年夏にナチュラルスタイル代表松田氏との縁でPCN武生を設立。
現在はお寺での月二回の定期教室を中心に、こどもたちと共にプログラミングを楽しむ活動を継続中。
2020年、1年間休職しつつ生き方を模索することを選択。
2021年春、13年間お世話になった会社を退職しフリーランスに。
現在では、物理を得意科目にするサービス"毎日物理"の立ち上げ、選挙(あわら市議選)、Code for FUKUI等、興味のあることに積極的に携わっている。